ひとりでいることのメリット

和田 ひとり暮らしの高齢者というと、孤独や孤立というイメージを持つ人が多いですが、ひとりでいることのメリットもあると思うんです。

それは、家族と同居している高齢者より元気で長生きできる可能性があるということです。

暮らしをまわしていくには、買い物や食事の用意、洗濯、掃除などいろんなことをしなければなりません。

ひとり暮らしの人はだいたい自分でしている人が多いので、家族が同居していて全部お世話をしてくれるという人よりも、認知症が発症するリスクは低いのではないでしょうか。

『うまく老いる 楽しげに90歳の壁を乗り越えるコツ』(著:樋口恵子・和田秀樹/講談社)

ひとり暮らしで転んだら誰が助けてくれるんだという心配はありますが、そもそも日ごろから体を動かしているので骨粗鬆症にもなりにくく、転んで骨折するというリスクも少ない。

基本的にひとり暮らしは老化を遠ざけてくれるというメリットを、知っておいてほしいですね。