馬出に圧倒される
ぜえぜえ言いながら辿り着いた本丸跡には神社がありました。
周辺を散策しながら「またあの険しい階段を下って戻るのか…」と途方に暮れていると、参加者の一人から「向こうにもっとゆるい散策道がある」との救いの声が!
そちらがおそらく本来の登城道だったようですが、実際に歩くと緩やかながら複雑に曲がっており、城のありようをよく伝えてくれました。
さらにずんずん先へ進むと、なんと再現された立派な馬出が!
実はこの馬出、ツアーの行程から抜け落ちていたのですが、ここまで来て見逃すのはあまりにもったいない規模のもの。そこからは雄大な甲府の景色に加え、富士山を拝むことも。
この城に入ったころの勝頼公は、すでに追い込まれていたのかもしれません。でも同時にここからの景色を見て、この国を守りたいという決意をあらたにしていたはず。
実際に現場に来たからこそ、そしてツアー参加者の皆さんと一緒に歩いたからこそ出会えた景色に、心から感動しました。