自分にとって最適な緊張レベルを知っておこう
人間の場合も同様に、緊張感がなさ過ぎても、パフォーマンスが上がらないということを知っておくと、頭の働きをよくするのに役立つでしょう。
やはり、緊張と弛緩のバランスを上手にとることがポイントのようです。
同じ場面に直面した時でも、緊張のレベルは人によって異なります。
そこで、ふだんから自分の緊張状態をモニターし、自分にとって最適な緊張レベルを知っておくとよいでしょう。
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*1.Yerkes, R. M., & Dodson, J. D. (1908) The relation of strength of stimulus to rapidity of habit-formation. Journal of comparative neurology and psychology, 18, 459–482.
※本稿は、『メタ認知』(中公新書ラクレ)の一部を再編集したものです。
『メタ認知-あなたの頭はもっとよくなる』(著:三宮真智子/中公新書ラクレ)
自分の頭の中にいて、冷静で客観的な判断をしてくれる「もうひとりの自分」。それが「メタ認知」だ。この「もうひとりの自分」がもっと活躍すれば、「どうせできない」といったメンタルブロックや、いつも繰り返してしまう過ち、考え方のクセなどを克服して、脳のパフォーマンスを最大限に発揮させることができる! 認知心理学、教育心理学の専門家が指南する、より賢い「頭の使い方」。