相続
そこで、富裕層は積極的に株式、債券、保険などの金融商品を買って資産を増やす、あるいは目減りしないように対策を打つのです。
また、不動産を買って運用するなどして、資産の保全を図(はか)ります。
そうして膨らませた資産を次世代に移すイベントが相続です。
実は、不動産は相続の際、きわめて有効な資産防衛手段です。
相続にあたっては、所有している不動産は、土地部分については路線価評価、建物については固定資産税評価によって、課税評価総額が決まります。
現金で持っていれば額面通りの査定になりますが、不動産の評価は時価(じか)(実勢価格)よりも安く評価されます。
これが、不動産が相続対策として有効であると言われる所以(ゆえん)です。
なかでも、超高額マンションの代表的な存在でもあるタワマンの節税効果がとりわけ高いと言われています。