わかめハンバーグ(写真提供◎理研ビタミン)
2月から5月にかけてが旬のわかめ。カルシウムやビタミンK、鉄分、マグネシウム、食物繊維などを多く含む低カロリーな食品のため、毎日の食事に取り入れることで手軽にバランスよく栄養を摂取できます。今回はわかめ商品の中でも特に身近な乾燥カットわかめについて、水・お湯での戻し方と活用術をご紹介します。
この記事の目次
乾燥カットわかめの戻し方
ひき肉料理のつなぎに! ●わかめハンバーグ 塩麹やごま油と合わせて万能調味料に ●塩麹わかめ ●わかめ炒め 料理をふわふわにする「わかめペースト」 ●わかめ de ふわふわお好み焼き ●わかめ de ふわふわ卵焼き

乾燥カットわかめの戻し方

乾燥カットわかめは何倍もの水分を吸収するため、水の量が少ないと戻しムラができてしまいます。目安として、乾燥カットわかめ3gに対して300~500mlほどの量の水が必要となります。

今回は、水で戻す方法、お湯で戻す方法、お湯で戻してから水で締める方法の3種類をご紹介します。

(1)水戻し

<特徴>

簡便さ、食感(シャキシャキ感)

<戻し時間>

5分

戻す時間が少し長くなったりしても食感が保たれるため、一番失敗しにくい方法です。一方、食感や独特の香りが残りやすいので、お刺身と一緒に食べるなどがおすすめです。

(2)お湯戻し

<特徴>

時短、臭み消し、色味(鮮やか)

<戻し時間>

2分

色が鮮やかになるため、サラダなどにうってつけです。

乾物の段階で汁物に入れるのは、火を止める直前(もしくは直後)にしましょう。盛り付けて食べるときにちょうどよく戻ります。

戻したものを使う場合は、戻し品を器に入れ、その上から汁物を注ぐやり方がおすすめです。また、お湯で戻す場合は、時間が長くなると柔らかくなってしまうため注意しましょう。

 

(3)お湯戻し→水戻し

<特徴>

時短、臭み消し、色味(鮮やか)、適度な食感

わかめマイスター、大場加奈子さんおすすめの戻し方です。

ボウルにクッキングペーパーを敷き、お湯で15秒戻した後、水で15秒締めます。その後、戻ったわかめをクッキングペーパーごと絞ります。

はじめにお湯で戻すことにより、乾燥カットわかめ独特のにおいが消え、早く戻ります。そこから水で戻すことで、シャキシャキ感が残って歯ごたえも良くなります。

水戻しとお湯戻しのいいとこ取りの戻し方で、さまざまな料理に活用することができます。

<手順>

(乾燥カットわかめ5g、クッキングペーパー2枚使用)

1.ボウルにクッキングペーパーを敷く。

2.クッキングペーパーの上に乾燥カットわかめを置く。

3.乾燥カットわかめの上から、ゆっくりと水を入れる。

4.クッキングペーパーの角を持ち上げる。クッキングペーパーを「ギュッ」と握り、水を切る。