乾燥カットわかめの戻し方
乾燥カットわかめは何倍もの水分を吸収するため、水の量が少ないと戻しムラができてしまいます。目安として、乾燥カットわかめ3gに対して300~500mlほどの量の水が必要となります。
今回は、水で戻す方法、お湯で戻す方法、お湯で戻してから水で締める方法の3種類をご紹介します。
(1)水戻し
<特徴>
簡便さ、食感(シャキシャキ感)
<戻し時間>
5分
戻す時間が少し長くなったりしても食感が保たれるため、一番失敗しにくい方法です。一方、食感や独特の香りが残りやすいので、お刺身と一緒に食べるなどがおすすめです。
(2)お湯戻し
<特徴>
時短、臭み消し、色味(鮮やか)
<戻し時間>
2分
色が鮮やかになるため、サラダなどにうってつけです。
乾物の段階で汁物に入れるのは、火を止める直前(もしくは直後)にしましょう。盛り付けて食べるときにちょうどよく戻ります。
戻したものを使う場合は、戻し品を器に入れ、その上から汁物を注ぐやり方がおすすめです。また、お湯で戻す場合は、時間が長くなると柔らかくなってしまうため注意しましょう。
(3)お湯戻し→水戻し
<特徴>
時短、臭み消し、色味(鮮やか)、適度な食感
わかめマイスター、大場加奈子さんおすすめの戻し方です。
ボウルにクッキングペーパーを敷き、お湯で15秒戻した後、水で15秒締めます。その後、戻ったわかめをクッキングペーパーごと絞ります。
はじめにお湯で戻すことにより、乾燥カットわかめ独特のにおいが消え、早く戻ります。そこから水で戻すことで、シャキシャキ感が残って歯ごたえも良くなります。
水戻しとお湯戻しのいいとこ取りの戻し方で、さまざまな料理に活用することができます。
<手順>
(乾燥カットわかめ5g、クッキングペーパー2枚使用)
1.ボウルにクッキングペーパーを敷く。
2.クッキングペーパーの上に乾燥カットわかめを置く。
3.乾燥カットわかめの上から、ゆっくりと水を入れる。
4.クッキングペーパーの角を持ち上げる。クッキングペーパーを「ギュッ」と握り、水を切る。