英語の音声に対する耐性の低さ
訳例
A:キャプテン、あの印が何か分かる?
B:ずいぶん古く見えるな。
シンプルな英語で難しい語句もほとんど含まれていません。
ところが、このシーンを学習者に視聴してもらうと、使用されている語句や文法について十分な知識があると思われる人でも1回では正確に聞き取れないことがそれなりにあります。
Do you have…の部分が「ドゥユゥハヴ」ではなく、「デュァヴ」のように聞こえる、They が単語というよりも詰まった音のように聞こえる、というのが原因のようです。
このような場合は、英語の音声に対する耐性の低さが正確な聞き取りを妨げているといってよいでしょう。
中学校や高校の教科書に付属している音声では、文法や語順を意識させるためにDo youやtheyのような語が強く発音される傾向にあり、そういった発音が学習者に定着しているということもあるのかもしれません。