令和4年の国民生活基礎調査によると、男性の2.5%、女性の5.1%が便秘を訴えているそう。そのようななか、「骨盤の後傾によって曲がった現代人の直腸を真っすぐに伸ばして便秘を撃退する<直腸ストレッチ>」を考案し、テレビや雑誌を通して発信しているのは、アスリートゴリラ鍼灸接骨院院長の高林孝光さん。先日『スッキリ出る!直腸ストレッチ』を刊行された高林さんいわく、「お通じをよりよくしたいのならば、硬水を飲むとよい」そうで――。
硬水を飲む
胃が空っぽの状態で冷たい水を飲むと、胃が刺激を受け、その刺激によって腸が動きだす「胃結腸反射」が起こり、蠕動運動がより活発になります。
このときに飲む水は、もちろん水道水でかまわないのですが、お通じをよりよくしたいのならば、おすすめの方法があります。
それは硬水(こうすい)を飲むことです。
水には硬度というものがあります。硬度とは、水1リットル当たりのカルシウムやマグネシウムの含有量を表します。
WHO(世界保健機関)では、硬度120ミリグラム以上の水を硬水、120ミリグラム未満の水を軟水(なんすい)と定めています。