疲れている自分を受け入れる
人間の体はよくできていて、もうこれ以上は無理という状態になると、「ちょっと休みましょうよ」というサインを出します。それが"疲れ"です。
このサインは、別の見方をすると、「そろそろ休まないと危ない」という警告にもなっていて、もし疲れをきちんと取らずに頑張り続けていると、体の中に疲れが蓄積し、病気に発展することもあるのです。
休まずに働き続けてきた人、あるいは若い頃からスポーツで体を鍛えてきた人は、できる自分のイメージが頭にあるからでしょうか、「すぐに疲れる自分」が許せないようです。
そのため、疲れない体を取り戻そうと、スポーツジムでいままで以上に汗を流したりする傾向があります。でも、それでは体が悲鳴をあげてしまいます。
これまでずっとつきあってきた自分の体も、疲れ知らずとはいかなくなっていることを理解してください。寄る年波に身を任せるのも一つの方法ですから、「疲れたよ」というサインを受け止めたなら、しっかりと疲れを取るようにしましょう。
「疲れを取って、また頑張る」というのを習慣にするのが、長く健康でいられる秘訣です。