不健康自慢をする中年たちは昭和の価値観にとらわれている

昭和の時代に美徳とされていたような気合・忍耐の精神論、スポ根発想は今の時代ではほぼ「セクハラ」「パワハラ」「モラハラ」「ブラック企業」につながるでしょう。

メディアからも周囲からも「昭和の価値観は古い」と言われ、肩身の狭い思いをしているならまだマシで、悔い改めるどころか全くへこたれない図太い精神をお持ちの方が多いのも実情です。

(写真提供:Photo AC)

なぜなら当人たちは、自分たちが生きてきた時代をこよなく愛しているから!

事実、カラオケ、プロレス、バンドブーム、昭和が生んだ様々な文化を誇りに思っています。

特に、高度経済成長期、バブル全盛期で好景気を経験した僕より上の団塊の世代の方々は、イケイケだった時代を謳歌してきたからこそ、下の世代に昔の栄華を説きウザがられてしまう……。そのぐらい生粋の昭和人にはクセの強い人たちが多いですよね。

そしてこの類いの方々は、体調不良のときにも「寝れば治る!」などと根性論を持ち出しがちで、その考えを年下に強要しがちでした。

確かに若いときはそれで乗り切れていたかもしれませんが、十分に睡眠を取っても、治らないものは治りません(笑)。根性論の中にはエビデンスのない迷信も多いです。