リビングに来た人が驚くこと
家族がリビングに集い、話し合うことで「子どもたちの今」がわかります。親としてどうアドバイスをするか、自分の失敗談を交えて語ることもあります。このリビングが井上家の生命線です。
家族が集まりやすいように大型の液晶テレビも買いました。テレビを観ながら鍛えられるようにダンベルなどが周囲には置いてあります。「~ながら」鍛えるのです。
テレビを観ながらでも手首や握力を鍛えることはできます。本格的なトレーニングにはなりませんが、塵も積もれば山となる、と言うように、ちょっとした筋トレくらいはいつでもできるような環境を整えています。
そのリビングにお越しになった方が、おやっ、と驚かれることが二つあるようです。ひとつは飾ってあると思っていたチャンピオンベルトやトロフィー、メダルなどがまったくないことです。もうひとつが、
「一ポイント差は紙一重。わずかな差が天国と地獄」。
「言われた課題をスパーで修正できなければやめさせる」
──そう記された張り紙が掲げられていることです。
これは、勝負は最後の最後まで気を抜かない、また、日々の練習をおろそかにしないで欲しい、練習を漠然とやらない、上を目指すために一歩一歩着実に上達して欲しい、などの思いを伝えたいと思ったために書いたものです。