「ワーママ第二の暗黒時代」の到来

わが家は、平日は私が育児を担当、いわゆるワンオペ育児でした。

朝7時半に家を出て、19時前に帰宅。

『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』(著:尾石晴/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

21時に寝るまで2時間しかないものの、2人とも保育園に行っていた頃はどうにかやりくりできていました。

なぜなら、やることが全部「お世話」だから!

「ごはん、風呂、寝る」のお世話だけで、どうにか母子の生活は回っていたのです(お世話の合間に洗濯、掃除、調理などの家事をする)。

「お世話」の強みは、外注が可能だということ。ベビーシッターさんや祖父母など、親以外でも代わりにできます。

しかし、長男が小1になって「学業」が始まると、そうはいかなくなってきました。

・毎日の学校の宿題確認(親のサイン込み)。

・習い事の送迎。

・学校での出来事を確認する(本人から聞き取り)。

・連絡帳で明日の準備物を用意する(工作の材料など)。

・先生とのやり取りを連絡帳で確認する。

・行事に必要なものがないかチェックする。

・息子の話を聞いてやる(重要)。

「お世話」に加えて「学業+心のフォロー」にも神経を使うようになり、精神疲労が半端ない。保育園時代とは比べものにならないくらいです。

しかも、「学業+心のフォロー」は毎日定点観察してくれる大人(多くは親)が必要。

同じ人が継続的に見ていたほうが把握しやすいし、子どもも自分の話は「親」に聞いてほしいんですよね。

「学業+心のフォロー」の任務が重くのしかかり、まるで「帰ってからも仕事が待っているような気持ち」になってしまう。

加えて次男(2歳児クラスの保育園児)もいる……。

第一子出産後より私が年を取って体力が低下していた(32歳→38歳)のもありましたが、年々楽になると思っていた育児が楽にならない。

第一子出産後の「ワーママ第一の暗黒時代」(拙著『やめる時間術 24時間を自由に使えないすべての人へ』を参照ください)に次ぐ「ワーママ第二の暗黒時代」の到来でした。