海辺の温泉地は夕食が華やか

大好きな温泉が湧く山奥の旅館で、冷めた煮物やべちゃべちゃな天ぷら、冷凍のまぐろの刺し身、ほんのわずか肉が入った鍋などを食べると、なんとも悲しい気持ちになります。

ウオーッ、温泉は最高なのにヨォ! って泣きたいです。でも、こんなところで湯守してくださっているのだから何も文句はいうまい、ってなっちゃう。

『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』(著:永井千晴/幻冬舎)

しかしこんな満足度じゃあ、ずっとは経営を続けられないのではないか、と心配になります。何かいい手立てはないものか(場所も辺鄙すぎて、周囲のレストランで食事を済ませられない)。

その点やっぱり、海辺の温泉地はとにかくおいしいです。

熱海をはじめとする伊豆は金目鯛が最高だし、城崎のカニ、別府の関あじ・関サバ、白浜のかつお・クエ……強い。圧倒的な強さ。

山菜・キノコもおいしいですが、やはり海が近いと夕食が華やかです。