誰でもすぐできる「投げかけ話法」

では、そうしたカテゴライズから離れ、共感を阻む壁をぶち壊すには、どんな点を心掛けるべきか? 長年に渡り染みついた感覚なので、この習慣となった見方・考え方を変えるのは簡単ではありませんが、誰でもすぐできるのが“投げかけ話法”の実践です。

「女性は、総じて甘い物が好きだと言うけど、あなたはどう?」

(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)

「外国人なら、大体、京都へ行きたいと捉えがちだけど、最近どうなんだろう?」

こんな風に、相手に対して自分の「フツー」を投げかけ、そこに当てはまらない新しい視点を教えてもらうのです。

私はこういったやり取りで「目からウロコ」と感じたことが何度もありました。

自分の想定範囲を超えた答えが返ってきた時に、驚きと共に、「これは新たな情報、視点を得て、正に得した!」と思えるからです。