年齢を気にせず「やりたいこと」を楽しもう

面倒な人付き合いなど嫌なことは極力避ける一方で、「やりたいこと」には制限をかけてはいけません。

これからの「第2の人生」は、本当の意味での「自分の人生」になるわけですから、誰かに遠慮したり、世間の目を気にしたりしてはうまくいきません。

そういう姿勢を改めなければ、これから先も「偽りの自己」で生き続けることになります。

もっとも女性の場合、いい意味で切り替えが早いタイプの方が多いので、「偽りの自己」から「本当の自己」へと自分を変える能力も男性よりずっと高いと思います。

もちろん、それが何より楽しみというのであれば、これまで続けてきた趣味をさらに極めるというのでも良いのですが、もしも、ずっとやってみたかったことや興味を持っていることがあるのなら、ぜひ思い切って挑戦してみましょう。

高齢者の趣味というと、俳句とか絵画、陶芸や蕎麦打ちなどがイメージされ、なんとなく人聞きも良さそうに思うかもしれませんが、そんな固定観念にとらわれては絶対にダメです。

例えば若者文化の代表のようなYouTubeの世界だって、たくさんのシニアが活躍しています。

とにかくあらゆるジャンルにいろいろな可能性が広がっているのですから、やってみたいという気持ちがあるのなら、「もう歳だから」などと言って二の足を踏んだり、諦めたりする必要はまったくありません。

※本稿は、『60歳から女性はもっとやりたい放題』(扶桑社)の一部を再編集したものです。

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