兼家という例外
ちなみに右大将道綱の母は、ドラマでは妾(しょう)という立場として登場し、「寧子」という名で、財前直見さんが演じていました。
息子の道綱は上地雄輔さんが演じています。
なるほど、彼女は出自が相対的にたいしたことがない。だからこそ、彼女が生んだ道綱は兼家の後継者レースに初めから参加できなかったのだろうな、と勝手に納得していました。
ところが、です。
よく考えてみると、道隆、通兼、道長の3人を生んだ兼家の正室・時姫のお父さんも、もっとも出世して摂津守。つまり「Bクラス」なのです。
これはどう理解するべきか?