筋肉には種類がある

また、一口に筋肉といっても、種類があります。

私たちが一般的にいうところの筋肉は、筋繊維という非常に細かい束が集まり、構成されています。

(写真提供:Photo AC)

そして、その筋繊維は、その特性によって、速筋繊維と遅筋繊維の大きく2種類に分かれており、どちらの筋繊維が多いのかは部位や人によって異なります。

速筋繊維は、収縮するスピードが速く、大きな力を発揮できる反面、持久力は低いです。そして、鍛えることで、太くなります。

もう1つの遅筋繊維は、速筋繊維に比べて、筋肉の収縮するのが遅く、力が弱い一方、持久性に優れています。

思い浮かべてください。陸上競技の100m走の選手とマラソンの選手、どちらの足が太いでしょうか。

100m走の選手ですよね。

それは、前者がスピードを求め、主に速筋繊維をトレーニングで鍛えているのに比べ、後者は持久力を求め、トレーニングで主に遅筋繊維を鍛えているからにほかなりません。