ウォーキングだけで寝たきりが予防できない理由
前置きが長くなりましたが、ウォーキングで鍛えられるのは遅筋繊維です。
さて、ベッドから起き上がるときの動作を思い出してください。
一瞬で体を起こすには、瞬発的な動きが必要になります。
だから、ウォーキングでは、寝たきりは予防できないのです。
また、年齢を重ねるとともにより落ちやすくなるのは速筋繊維といわれています。
「肉体的な老化」を予防するという観点からすれば、ウォーキング以外の運動が必要なのは明らかです。
※本稿は、『こうして、人は老いていく 衰えていく体との上手なつきあい方』(アスコム)の一部を再編集したものです。
『こうして、人は老いていく 衰えていく体との上手なつきあい方』(著:上村理絵/アスコム)
一生、寝たきりにはなりたくない人に!
高齢者の体と20年間向き合ってきた専門家だからこそ語れる、残りの人生を楽しめる体をつくる方法。