糖尿病には罹らないのが一番

また、前述した3つの合併症だけでなく、糖尿病があるとがんや心筋梗塞、脳卒中、認知症、骨粗鬆症、歯周病などのリスクが上がることがわかっています。

ですから、糖尿病には罹らないのが一番。そのために、自分の血糖値の状態と、そこからくる疲労について無関心でいてはなりません。

血糖値の乱高下が理由の慢性疲労があるのに、その根本原因に気づかずにいたらどうでしょう。「疲れを取るため」と、さらに甘い物を食べたり、エナジードリンクを飲んだりすることでしょう。

その結果、本格的な糖尿病になり、やがてそれをひどくして腎臓をダメにしかねません。

慢性疲労の原因を正しく理解し、対処することが絶対に必要なのです。

※本稿は、『疲れない体をつくる最高の食事術』(小学館)の一部を再編集したものです。


疲れない体をつくる最高の食事術』(著:牧田善二/小学館)

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