結論から言えば…

結論から言うと、その考えは捨てるべきです。タンパク質摂取に関しては、「今のままで大丈夫」です。

『疲れない体をつくる最高の食事術』(著:牧田善二/小学館)

「ステーキなら300グラム食べる」という人であっても、「タンパク質は豆腐や納豆が中心」という人であっても、そのままで大丈夫。

つまり、みなさんが普段の食事から摂るタンパク質(一日約60グラム)で充分だということです。

それ以上に摂ろうとしたり、ましてや粉末や液体のプロテインで補ったりする必要は皆無です。むしろ、それをやってはいけません。なぜなら、私たちの体には、「アミノ酸プール」という優れたシステムがあるからです。

アミノ酸プールは、その名の通り、アミノ酸をプール(ストック)しておけるシステムです。そのアミノ酸は再利用できるため、そもそも不足することはありません。

こうして、もともとアミノ酸プールが整っている上に、食事からもタンパク質を摂っているのだから、アミノ酸は余ってしまうぐらいの状況にあります。