若くても気づかいが出来る落ち着いた人がいる反面、年齢を重ねていても、幼稚で自己中心的な人もいたりします。一方「あの人は大人だとまわりから言われる人には、自然と人が集まってくる」と話すのが、働く人を元気づけるベストセラーを輩出してきた作家・有川真由美さん。今回、有川さんの新著『30歳でも大人な人 50歳でも子供な人―人間関係も仕事も全部うまくいく大人になる97の方法』から、信頼される大人になるための方法をご紹介します。
知らず知らずに「マウントおばさん」「マウントおじさん」になっていませんか?
相手よりも立場が上であることを示そうとする行為を「マウント」と呼びます。
マウントをとっている人は、自分がそうであるとは気づかないもの。
たとえば、「え? そんなことも知らないの? 大学で習わなかった?」と学歴マウントをとったり、「ハワイに行くの? 私はもう飽きちゃったけど」と張り合ったり、「結婚したことのない人にはわからないよ」と上から目線だったり。
その根底には、すごいと思われたい、優越感に浸りたい、本当は自信がないなどの心理が潜んでいて、なにげなく言っていても、言われたほうは意外に傷つくのです。