3つ目「つながる力」
3つ目は、「つながる力」です。
これは特に、チームや組織などにおいて、各自が強みや個性を発揮しながら、相互に刺激・連携し合い、課題を解決していく力を指します。
「話す力」を使って、自分の思いを伝えることで、まわりに共感が生まれると、「つながる力」が発揮されます。
さらにはそれが、世の中に変化を起こせるような大きなムーブメントとなることもあります。
AIにも共感は可能だという考え方もあるようですが、人間のように、五感を使って感じ合い、つながる力はまだありません。
「話す力」を育てる過程では、思考力、判断力とともに、五感を使っての表現力も身につけていきます。
そして、うまく思いが伝わることで共感を得られる成功体験にも導いていきます。
これらの経験が、これからを生きる子どもたちにとって、AIに呑み込まれないたくましさと、AIをうまく活用していく賢さを養う土台になることと思います。
※本稿は、『話す力で未来をつくる ~プレゼンアドバイザーが伝える 子どもの思考力 判断力 表現力を伸ばすチャレンジ~』(WAVE出版)の一部を再編集したものです。
『話す力で未来をつくる ~プレゼンアドバイザーが伝える 子どもの思考力 判断力 表現力を伸ばすチャレンジ~』(著:竹内明日香/WAVE出版)
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