イメージ化しやすい言葉

おそらくですが、ひとり言はつぶやくことで「運動系」脳番地を働かせています。

ゲームでは視覚で数字を捉え、ある数を見つけ次第、手と指を動かしてコントローラを操作します。

『なぜうまくいく人は「ひとり言」が多いのか?』(著:加藤俊徳/クロスメディア・パブリッシング)

運動系が活性化されていることで、これらの動きも他のグループに比べるとスムーズに行ったと考えられます。

また、「90点を取る」という数値目標より、「一番になる」「頑張る」という言葉が有効だったのも頷けます。

90点という数値それ自体は、概念的なものです。

そのため脳の中でイメージしにくいのです。

その点、「一番になる」「頑張る」というのは、ずっとイメージがしやすい言葉です。

一番になったときに喜んでいる自分の様子、周りの賞賛する光景が連想されます。

頑張っている状況も、必死でコントローラを動かす様子がイメージできるでしょう。

イメージ化しやすい言葉であるがゆえに、脳を働かせやすくなるわけです。