自分を、この世界のだれとも比べない
「人と比べない」、この一点で、生き方のセンスだけでなく、見た目のセンスや暮らし、仕事のセンスも磨かれるような気がします。
人と比べたり、競ったりするから、自分の感性とは別の方向に進んでしまうのです。
いえ、自分の感性さえもわからなくなってしまうといっていいでしょう。
文章もそう。能力のある人はある人なりのテーマや構成力、文章のうまさがあって、慣れていない人はつい、「すごいなぁ。それに比べて自分は……」と比べてしまう。
どれだけやっても追いつかず、ますます落ち込む。
でも、本来は自分自身との闘い。
自分だから書けるテーマがあって、いまもっている力と持ち味をフルに使って、伸び伸びと表現することで、中学生でも人の心を打つ文章は生まれるのです。