(写真提供:Photo AC)
「センス」と聞くと、生まれながらにもっているものという印象を受ける人がいるのではないでしょうか。しかし、「振る舞いや言葉など社会性をもった<センス>は、後天的に身につけるものばかり」と話すのが、約50ヵ国を旅した経験をもつ作家の有川真由美さん。今回は、有川さんの著書『センスいい人がしている80のこと』から、「センスがいい人」の考え方を一部ご紹介します。

みんなと仲良くしない

気持ちのいい人は、人づき合いがシンプルです。

人間関係で悩んでいるというイメージがありません。

誘われて、行きたかったら行くし、行きたくない、または都合が悪くて行けなかったら、あっさり断ります。ひと言でいうと、「無理がない」のです。

私たちは、子供のときは「友だちは多いほうがいい」、大人になっても「せっかくご縁があったんだから」と、人とのつながりを絶やさないようにします。

しかし、それぞれ成長したり、ステージが変わったりすると、つながる人が変わってくるのは必然。別れもあるし、出会いがあるのは自然なことなのです。

「親子だから」「長いつき合いだから」と情に縛られて苦しむ必要もありません。

自分を苦しめる縁なら、苦しくないところまで遠ざかってもいいのです。