(提供◎illustAC)

家族が耳を傾けてくれないときは

とはいえ、「事実ファースト」で話しても、家族が耳を傾けてくれないときもあるでしょう。そんな時は、その相手に伝えることにエネルギーをかけるより、別の人に話を聞いてもらう方が、ストレスリセット効果は高くなります。

夫婦であっても、日常で起こるすべての出来事を把握する必要はありませんし、お互いの気持ちを100%理解するのは難しいものです。

友人や職場の人に同じ話をして、夫以上に「そうだね」「大変だよね」と理解を示してくれる相手がいれば、今感じているモヤモヤもすっきりするはずです。

また、夫には家族内の話や将来の話、仕事の話は職場の人や元同僚、趣味の話は友人など、話したいテーマ別に話せる相手を複数作っておくのも良いでしょう。

 

※本稿は、『ネガティブな自分のゆるし方』(クロスメディア・パブリッシング)の一部を再編集したものです。

【関連記事】
ネガティブ感情は、成長を促す原動力!カウンセラーが教える、「いつでもポジティブな人」のほうが危険な理由
【ネガティブな人へ】「こんな気持ちではダメだ…」と自分を否定していませんか?自分の感情にふたをして「喜怒哀楽」が分からなくなる前にするべきこと
ひとり言が多い人必見!人生を豊かにする「良いひとり言」を脳内科医が解説。ネガティブな言葉は脳をフリーズさせる

ネガティブな自分のゆるし方』(著:大野萌子/クロスメディア・パブリッシング)

「ネガティブに考えすぎてしまう」すべての人へ――
2万人以上のカウンセリングを行ってきたプロカウンセラーが教える、
ネガティブな自分のままラクに生きるための「感情との上手な付き合い方」