2019年12月10日号

[特集]
〈捨てる、磨く、整える〉
部屋も心もスッキリ お清め片づけ術

年末が近づき、大掃除のことが頭をよぎる時季。この一年で増えたものや、溜まった汚れを目にして、ため息が出る人も少なくないはずです。でも、必要なものを選び取り、不要なものを手放すことで、部屋の中が明るくなり、気持ちも前向きに。心身がクリアになって、おのずと人生も好転していくでしょう

●注目記事●

 

〈住まいの乱れはトラブルの元 お金も美容も健康も〉
「おはらい風水」で運気をアップする!
林秀靜

不要なものがあふれ、汚れが溜まっている家は、気の流れが悪く、運気が停滞しています。そう語るのは、長年風水を研究している林秀靜さん。片づけと掃除で人生を好転させるための方法を聞きました

家の中に不要なものがあると凶に通じる

お金がちっとも貯まらない。夫婦仲が険悪で、近所づきあいもトラブル続き──。近頃、どうもうまくいかないと悩んでいるあなた、もしかしたら家の中が散らかって、汚れていませんか? 

「家の中が片づいていないのと、不運が続くのと何の関係があるの?」と不思議に思う方もいるでしょう。でも、実は大アリなのです。これまで私が鑑定で訪れたお金持ちの家はどこもみなスッキリと片づいて、ゴミひとつ落ちておらずピカピカでした。

風水では、「ツイていない」と感じるさまざまな悩みは、住まいの乱れに原因があると考えます。なぜかと言えば、運気は常に新陳代謝しているものだから。人間の体が毎日、不要なものを排泄し、新たなエネルギー源を取り込むことで健康的に生きていけるように、家も古いもの、要らないもの、嫌なものを外に排出することで、フレッシュなよい運気が入ってくるのです。
(一部抜粋)


他にも、山本陽子さんのインタビュー「物欲にブレーキをかけられるのは、一通りのことを経験したから」、元芸人・入江慎也さんの告白「〈清掃業で独立〉の目標に向かって、クリーニングの技術を磨いています」、家事えもんこと、松橋周太呂さんのノウハウ「1年間の汚れがするっと取れるほったらかし漂白講座」などが掲載されています!

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[第二特集]
〈読者ノンフィクション傑作選2019〉
もがき、苦しみ、生かされて

読者が自らの体験を綴る、『婦人公論』の恒例企画「読者ノンフィクション」。今年も、100篇を超す投稿のなかから、編集部が選んだ3作品を紹介します。初めて経験する育児の難しさ、終わりの見えない介護、最愛の娘の死──人生に絶望することなく前へ進もうとする女性たちの姿に、あなたは何を感じますか

●注目記事●

 

〈ピアノソナタ「月光」に込められた思い〉
音楽教師の夢半ばで娘はこの世を去った。
救いを求めて、恐山のイタコを訪ねたが

突然の別れで悲愴感に打ちひしがれるなか、娘が奏でるベートーベンのソナタが聴こえてきて……

音楽の先生になりたいと長女が大学に進学

「お母さん、伴奏者賞を取ったよ!」

長女が帰宅するなり、中学校の音楽祭でピアノ伴奏をし、1年生ながら伴奏者賞をもらえたと興奮気味に伝える。私はそのような賞があることに驚き、また彼女の技量が認められたことが嬉しかった。

幼い頃からピアノが好きだった長女。次々と曲を弾きこなし、練習を切り上げさせるのに苦労したものだ。私は特技か趣味の一つにでもなれば十分というくらいの気持ちで習わせていたのだったが、長女が小学校の卒業文集に書いた夢は「音楽の先生になる」。受験真っ最中でもレッスンを休まず、希望通り県外にある大学の芸術音楽科への合格を果たし、ひとり暮らしをすることに。順風満帆な巣立ちだ。

こうして15年前、長女は意気揚々とキャンパスライフを始める。私は長女が奏でるピアノの音色が好きだった。すらりと長い指から、時には優しく甘く、時には切ない旋律が生まれ、うっとりと聴き入る。これから恋や失恋をし、さまざまな挫折も味わいながら成長し、そのたびに奏でる音色に深みが増していくのだろうと思いを馳せていた。

だが大学に入学した1年目の秋、自転車で横断歩道を渡ろうとして、車にはねられ即死してしまった──。

(一部抜粋)


他にも、 「高齢出産で授かった2人の息子。 育児に追われる日々は、 まるで拷問のようで」、「認知症の遠距離介護、12年。 「尊厳死したい」という 母の願い空しく」が掲載されています! 読み解きは、俳人・エッセイストの夏井いつきさんです。

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[読みもの]

 

〈言葉にしなくてもわかりあえる〉
弱音を吐かない僕が力を抜ける場所
片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)

透き通った甘い歌声としなやかなダンスで魅了する寄涼太さん。近年は俳優としても活躍を続けています。主演映画公開前の心境は――

音楽と縁の深い家系です

GENERATIONSのボーカルとして2012年の11月にデビューし、今年7周年を迎えました。最近では個人で映画やドラマに出演させていただく機会も増え、活動の幅が広がってきていることを実感しています。

出身は大阪です。祖父が中学校の、父が高校の音楽教師という家庭で育ち、僕自身も小さい頃からピアノを習っていました。僕が音楽に関わる仕事に就いたことを父も喜んでくれているといいなと思いますが、ジャンルが違うのでどうなんですかね。でもこの前、番組の企画でメンバーと一緒に父の職場を訪ねたら、僕らのポスターが何枚も貼ってあったんです。嬉しいやら恥ずかしいやらで、思わず笑ってしまいました。(笑)

幼い頃はあまりアクティブではなく、妙に大人びたところがある子どもだったようです。一人っ子で身内に歳の近いいとこなどもおらず、親戚が集まっても子どもは僕一人。大人たちの話をじっと聞きながら、「自分も早く大人になりたい」と思っていました。そのせいか、今でも同年代より年上の人と話しているほうが落ち着きます。
(一部抜粋)

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他にも、

〈追悼企画 自然を愛し、みずみずしい心を保って〉
八千草薫さんが語った夫婦、そして「今」を生きるということ

〈歌えばいつでも少女の心に〉
堀江美都子
アニメソングひと筋50年
一番の親友は、キャンディです

〈ジャーナリスト・中村竜太郎の 「会いたい人に、会いに行く!」 〉
ゲスト・杉良太郎
「美智子さまの意外なお言葉」

〈○○なふたり〉 
アスリートからテレビで引っ張りだこに!
前園真聖×丸山桂里奈

などなど、盛りだくさん。ぜひご一読ください!!

 

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