コツはやはり、我慢し過ぎない事
M)やっぱり運動するのは大切ですか?
K)運動は、強いストレスを感じないのならやった方が良いですね。よくダイエット本とかで、1日8,000歩を歩いても、お茶碗1杯ぐらいのカロリーしか消費しません。だから運動はダイエットには効率が悪いと書かれていることがありますが、実は消費カロリーだけの問題ではありません。運動をすることによって、脳科学的にいうと、セロトニンという心・メンタルを整える脳化学物質が出ます。それが出るか出ないかで食欲のコントロールなどが変わってくるのです。また、運動で成長ホルモンも出ますが、成長ホルモンが出ると代謝が上がります。このように、運動する事の効果は消費カロリーだけではありません。メンタル面などのメリットもあるので、ストレスがなければ運動はやった方が絶対的に健康には良いですね。強いストレスを感じない程度の軽めの運動をする事をお勧めします。
M)皆さんにお伝えすべきダイエットのコツみたいなのはありますか?
K)コツはやはり、我慢し過ぎない事だと思います。お酒好きな人が無理してお酒をやめたとして、ダイエット成功後の一杯が美味しすぎて、そこからまた元に戻ってしまう。甘いものが好きな人が甘いものを我慢していたけど、一口だけ食べたら震えるほど美味しくて、今まで以上に食べてしまうとか。結局、非日常というものは、なかなか続きません。
M)そうですね。やっぱり無理なくできる範囲でちょっと頑張るぐらい。
K)そうですね。あとはやっぱり娯楽食や、お酒はドーパミンという興奮させる神経伝達物質が出ます。しかし、これらを摂り続けていると、それに脳が慣れてきてしまう。もうそれを食べ続け、飲み続けていないと、イライラするような事になりかねません。中毒症状ですね。中毒にならないくらいの摂取タイミングと量を把握することが大切です。
M)今日は有難うございました。勉強になりました!野上さんの今後のご予定は?
K)1月に2冊目の本が出ます。1冊目は活字がメインだったのですが、2冊目は、さらにイラストや食事のレシピなどが多めです。この本を見てマネすれば痩せられるような、ちょっと本が苦手な人でも分かりやすい内容になっています。たくさんの人達に読んでいただけると嬉しいです。
M)そうですか。私もダイエットのための音楽を作ってるので、今後、ダイエットの事でご一緒できれば嬉しいです。
◆野上浩一郎 治療家・ダイエットコーチ・バランス整骨院 中原院長
神奈川県横浜市出身。日本大学国際関係学部を卒業後、IT系企業に就職するも「人と関わる仕事、人の健康を守る仕事をしたい」と転職。治療業界最大規模の研究会を主宰する師匠の下での修行時代を経て、2015年に神奈川県川崎市で整骨院を開業。患者さんと接するうちに「からだの痛みと同じくらい肥満に悩んでいる人が多い」と気づき、“意志力ゼロ”で効果を出せるダイエット指導を開始する。ビジネスパーソンから産後ママまで、リバウンドしない理想的な体型へと導く中で「あの整骨院に通うと治るし痩せる!」という口コミが地域の主婦の間や、口コミサイトで一気に広まり、開業1年半で予約が取れない治療院へ。「3か月で自然と痩せていく仕組み」を構築し、「治療+ダイエット」の二大効果で人気を集める。コロナ禍では、コーチングをベースにした「90日間のオンライン・ダイエットプログラム」を提供。参加者のダイエット成功実績は96.6%を誇る。のべ3万人の施術経験と600人のダイエット指導実績をもつ。ベストセラー作家の樺沢紫苑氏をはじめ、クライアントには人気作家や経営者も多い。ママ向けに発信しているインスタグラム「産後ダイエット@コウ先生」も大人気。「日本人を辛いダイエットから解放する!」をモットーに活動する。HPはこちら
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