GENERATIONSのボーカルとして2012年にデビューし、今年7周年を迎えた片寄涼太さん。(撮影:小林ばく)
透き通った甘い歌声としなやかなダンスで魅了する片寄涼太さん。近年は俳優としても活躍を続けています。主演映画公開前の心境は――(撮影=小林ばく 構成=上田恵子)

音楽と縁の深い家系です

GENERATIONSのボーカルとして2012年の11月にデビューし、今年7周年を迎えました。最近では個人で映画やドラマに出演させていただく機会も増え、活動の幅が広がってきていることを実感しています。

出身は大阪です。祖父が中学校の、父が高校の音楽教師という家庭で育ち、僕自身も小さい頃からピアノを習っていました。僕が音楽に関わる仕事に就いたことを父も喜んでくれているといいなと思いますが、ジャンルが違うのでどうなんですかね。

でもこの前、番組の企画でメンバーと一緒に父の職場を訪ねたら、僕らのポスターが何枚も貼ってあったんです。嬉しいやら恥ずかしいやらで、思わず笑ってしまいました。(笑)

幼い頃はあまりアクティブではなく、妙に大人びたところがある子どもだったようです。一人っ子で身内に歳の近いいとこなどもおらず、親戚が集まっても子どもは僕一人。大人たちの話をじっと聞きながら、「自分も早く大人になりたい」と思っていました。そのせいか、今でも同年代より年上の人と話しているほうが落ち着きます。