成功体験が追い込みを強化する

疲れることによって刺激の取り込みをやめる必要があるのは、かくれ繊細さんが無理しがちな人たちだからです。

「こんなことくらいでくじけていたらダメだ!」と自分を頑張らせつづけます。やめない限り刺激を受けつづけ、ショックも受けつづけます。

『かくれ繊細さんのめんどくさい疲れを手放す本』(著:時田ひさ子/清流出版)

そのやり方をしつづけるのは、人生の初期に、そういうやり方をしてうまくいったからなのです。最初は、親や先生や、周囲の大人や先輩に「ほら、もっと頑張って!」とお尻をたたかれていました。

それがいつのまにか、周囲の人たちがいなくても、自分の中に叱咤激励担当を育てて、自分で自分のお尻をたたくようになったのです。

自分で自分を追い込んでうまくいっていると、それが成功体験となって、追い込みをどんどん強化していきます。