(見上愛さんが演じる藤原彰子の印象を質問されて)かわいい! 大好きなんです!(笑)
でも、はじめは藤壺(ふじつぼ)に出仕するということに対して、道長からのお願いということもあり、あまり前向きではなかったと思うんです。
でも彰子様が一瞬、心の扉を開いてくれたと感じる時がありました。その時にまひろは、自分の居場所であることを確信して、女房として仕えることの役目や使命感に出会ったんだと思います。彰子様の心の内や表情などを垣間見るたびに、まひろは強いやりがいを感じているんだと思います。
まひろの身に起こることすべてが『源氏物語』の種としてまかれているものなんだろうなと思うので、そこを照らし合わせて見ていただけるとうれしいです。