ヒット曲は人々の共通言語だった
明菜がデビューした1982年、『夜のヒットスタジオ』『ザ・ベストテン』などの人気音楽番組があった。小学生だったわたしも毎週必ず見て、翌日同級生と「XXの新曲がいい」「衣装が格好良かった」などと盛り上がったものだ。
あの頃はみんなが同じ曲を歌えた時代。ヒット曲は人々の共通言語だった。
「スローモーション」でデビュー後、「少女A」「セカンド・ラブ」「1/2の神話」が次々にヒット。デビュー翌年にはレコードだけで67億円を売り上げた。
優秀なスタッフ、作詞作曲家陣に恵まれた明菜は時代の寵児だった。