ラグ、器。好きなものから心の栄養をもらう

40代に向けて、身軽に暮らそうとものを減らしてきました。一方で、「好き」なものは減らさなくていいと思っています。

例えば、石田ゆり子さんの赤いラグのあるスタイルに憧れてお迎えしたラグ。

何度も吟味してお迎えしたラグ。趣味や価値観が変わっても、「その時、心の底から納得して選んだもの」という記憶を刻んでくれます。(写真:『人生は折り返し地点からがきっとたのしい』より)

東京のお店から何枚もラグの写真を送ってもらい、ウキウキしながら部屋に敷く想像を膨らませ、お店にも足を運びました。

購入したラグを敷くと、ラグの伝統的な柄とヴィンテージ家具の趣きがうまくまとまり、調和のとれた自分らしい部屋に近づきました。料理でいうとスパイスのような……。

「なくてもいいけど、好きだから持つ」ことは、自分自身を認めてあげることになる気がしています。

また、我が家にはたくさんの器があります。

へとへとで帰宅した時も、買ってきたお惣菜をちゃんと器によそってから食べよう。そんな気持ちにさえさせてくれる器。

だから、器は間に合わせで揃えることはしないと決めています。

たかがお茶漬けでも、お気に入りの器に盛れば、見え方も変わりますし、心にまで栄養を与えてくれます。

持つことで心の温度がグッと上がり、健康になれる器たちです。

 

※本稿は、『人生は折り返し地点からがきっとたのしい』(インプレス)の一部を再編集したものです。


人生は折り返し地点からがきっとたのしい』(著:namytone/インプレス)

ひとり暮らし、まもなく40代。

働く女性から共感を集める人気インスタグラマーが綴る、人生後半に向けての、余裕・余力・楽しみの作り方。