高齢者は家を借りづらいというが…

高齢者が賃貸物件を借りづらくなる理由は、孤独死や認知症になってしまうリスクが高いからだ。

仮に孤独死をされた場合、発見時の状態によっては、すぐには次の入居者を募集できなくなる。

また、相続人や引き受け人が見つからない場合は、貸主側が探すことになり、残置物も勝手に処分ができない。

こうした問題は身寄りのない単身の高齢者に起こることが多いのだが、働き盛りの子どもがいれば連帯保証人になってもらうか、子ども名義で賃貸借契約をすれば多くのケースで問題なく審査は通るはずだ。

最近では高齢者歓迎の物件や高齢者専門の賃貸情報サイトもでき始めている。老後に賃貸で暮らすのも大アリな時代になりつつある。

※本稿は『人気建築家と考える50代からの家』(草思社)の一部を再編集したものです。


人気建築家と考える50代からの家』(著:湯山重行/草思社)

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