腸年齢が若い夫婦の生活習慣

消化酵素もたんぱく質からできているのですから、たんぱく質を十分に摂ることで消化機能は改善されます。

さらに、腸内細菌にエサである乳酸菌や食物繊維を与えれば、善玉菌が増え、腸内環境はよくなっていくでしょう。

『たんぱく質と腸の新常識: 絶対に漏らしてはいけない 新しい腸活とたんぱく質の正しい摂り方』(著:平島徹朗、秋山祖久/Gakken)

私たちのクリニックで35~75歳の患者さんたち約100人の腸内フローラ検査をしたところ、68歳男性と69歳女性の2人だけが飛び抜けて善玉菌(ビフィズス菌)の割合が高いという結果が出ました。35歳の人より間違いなく腸年齢が若かったのです。

実はこの2人は生活を共にするご夫婦です。このご夫婦に共通する生活習慣は、

(1)1日3食欠かさず食べる
(2)毎日必ず野菜類を食べる
(3)毎日必ず運動をする

の3つ。つまり、たとえ腸内環境が悪くなる60歳を過ぎても、腸が元気になる生活をしていれば、腸内環境をよい状態に維持できるし、若返らせることも可能なのです。