仕事ぶりを度々叱ってくださった

私が22歳でTBSラジオの仕事を始めた当時、おすぎとピーコさんのお二人は、『久米宏の土曜ワイドラジオTOKYO』というTBSラジオの土曜日の午前から夕方までの生ワイドの最終コーナーで、映画情報を担当されていました。

私は、ラジオカーに同期の女性キャスターと乗車し、各地からの情報をスタジオに届ける”外回り“を担当していたのです。

番組終了後は、久米さんをはじめ、出演者や制作スタッフらが局内で反省会を行っていて、私たちキャスターも終盤、合流していました。

おすぎとピーコさんは私たちにとって、初めて間近に見る有名人でありましたが、素人感覚が売りだった私たちキャスターの仕事や取り組み方をよく見ていてくださり、度々、叱ってくださったのです。

それはいま、マツコ・デラックスさんがCMイベントに登壇されるとき、囲んだ顔見知りの芸能リポーターの女性たちに「ババアたち、また来たのね?」と言いつつ、愛あるツッコミをなさる様子に似ています。