年齢を重ねれば重ねるほど怖さが出てくる
さらに「パフォーマンスに関しては、21歳の時のほうが爆発させるエネルギーがあったかもしれないけど、総合的には心技体ともに今のほうが自信があるんですよ。だけど唯一自分の中で衰えたなと思ったのが、(舞台が)暗くなった瞬間にハケるという動作。これが本当に遅くなった。怖くてしょうがない(笑)」という堂本さんの告白に、カンパニーや会場から「ええーっ!?」と驚きの声が上っていた。
また「年齢を重ねれば重ねるほど怖さって出てきますよね、いろんなことに」と言う堂本さんに、前田さんは「わたくしはないですけど?(笑)まあ確かに怖いですけどね、それでも舞台に立たなければ、他に生きる道がないので。舞台が一番好きです」と返す。そうですよねと強く頷く堂本さんだった。
共演者、オーケストラ奏者、スタッフに感謝の気持ちを述べた後、「ライブビューイングの皆さんはこの後もうちょっと見られる部分があるかも。ごめんなさいね、帝劇の皆さん(笑)!ところで(セットの)飛ぶ車とか撤去されちゃうんですけど、欲しい人いますか? セットもほぼ全部ガシャーンとなりますから。タツヤと俺がケンカするシーンの、鏡台とかいります?(笑)」と、いつもの調子に戻った堂本さん。この時点でカーテンコールは1時間超という異例の長さに。
最後に「カンパニーは今日で解散となりますが、これからも皆さんの応援をよろしくお願いします。24年間、本当にありがとうございました!」と締めくくり、舞台の幕を降ろした。