おてんとうさまに生かされている
さらに、セロトニンには「幸せホルモン」「癒やしホルモン」といった呼び名があるように、心を癒やしたり、幸せな気分をもたらしたりする作用があることが知られています。また、逆にセロトニンが不足すると、気分が落ち込んだり不安をつのらせたりイライラしたりすることが多くなり、うつ病になりやすくなるということもよく知られています。
ですから、普段から穏やかで幸せな気分でいられるか、それともうつうつとした落ち込んだ気分になってしまうかも、日々おてんとうさまの光を浴びて、セロトニンをちゃんと高めているかどうかが重要なカギになるということになりますね。
このように、人間は、心も、体も、おてんとうさまの光によってスイッチが入るようにできているのです。
まさに、おてんとうさまによってすべてが始まり、おてんとうさまによってすべてが整うようなもの。もっと言えば、私たち人間は、“おてんとうさまのおかげで日々生かされている存在”なのです。
※本稿は、『心と体が乱れたときは「おてんとうさま」を仰ぎなさい: 人生が大きく変わる自律神経のルール』(草思社)の一部を再編集したものです。
『心と体が乱れたときは「おてんとうさま」を仰ぎなさい: 人生が大きく変わる自律神経のルール』(著:小林弘幸/草思社)
自律神経を切り口として「陰徳を積む大切さ」「自分に正直に行動することの大切さ」を説く自己啓発的な健康書。
成功や健康、幸せを心身ともにかたちづくっていくためのノウハウを、自律神経研究の第一人者が愛らしいイラストとともに紹介。