なんでもかんでも捨てる必要はない
また、こんな方もいらっしゃいました。「私、ミニマリストの人の本を読んで、捨てたら幸せがやってくると思って、どんどん捨てていったんです。
そうして、ふと気がついたら、殺風景な刑務所みたいな部屋になっていて……寂しくなって、心がギスギスしているんです」とおっしゃっていました。
この方は、捨てることで幸せが来ると信じて頑張ったそうですが、思っていたようにはならなかったようです。
人によって、どんな部屋が心地よいか、ほっとするかは違うんですよね。物が極端に少ない生活やスッキリしすぎた空間にストレスを覚える人も多いです。捨てるのが全て正しいわけじゃないんです。
日本の住宅事情を考えると、収納にゆとりのある家の方が少ないと思うので、所有する物の量と家という器の大きさとバランスを見て、合わせていくことも、もちろん大切なんですが、なんでもかんでも捨てる必要はないんです。
自分が幸せに快適に暮らすためには、自分の気持ちも大切にしながら、調整していくことが大切です。