嵐が来るわ
道長の死後となる長元元年(1028年)。
再び旅に出る意思を固めたまひろは、連れて行くように懇願された年老いた乙丸(矢部太郎さん)を伴い、旅立つことに。
道中では馬に乗った武者たちと遭遇。その中に鎧をまとって武装した双寿丸(伊藤健太郎さん)の姿を見つけることになります。
まひろに旅の理由を問いつつ「東国で戦が始まった。これから俺たちは朝廷の討伐軍に加わる」と語った双寿丸。
馬にまたがったまま、颯爽と去っていくその背中を見送りながら、まひろは心の中で「道長様……。嵐が来るわ」とつぶやき、物語はついに幕を閉じるのでした。