実際に訪れてわかったこと

訪れるとよくわかりますが、石山寺はかなりの傾斜地に位置しています。そのため散策にはそれなりの足腰が要求されますが、その分、各所の景観が見事!

ツアー参加者の皆さんと石山詣(写真:婦人公論.JP編集部)

たとえば、雷によって半焼するも、平安時代に再建されたという立派な本堂には、長い柱や貫で床下を固定し、その上に建物を建てる建築様式「懸造」が使われています。この様式は清水寺などでも見られますよね。

また、斜面に”どん”と現れる天然記念物・硅灰石は圧巻。ちなみにこの硅灰石が「石山寺」の名前の由来になったようです。

さらに進んだ先には、源頼朝の寄進により建立された多宝塔(国宝)、歴代天皇の玉座とされた月見亭が控えるなど、見どころがたくさん。

石山寺本堂<紫式部源氏の間>。もしやここでまひろと道長は…(写真:婦人公論.JP編集部)

実際に歩いてみて、平安貴族がレジャーとしてこの地を楽しんだというのもごもっとも、と強く感じました。散り際ではありましたが紅葉もまだ残っており、紫式部像も含めた美しい景観をじっくりと楽しむことが出来ました。

散り際の紅葉もまた美しく(写真:婦人公論.JP編集部)

以上でツアー初日は終了。明日は平安貴族にゆかりの深い平安神宮や京都御所、そして北野天満宮、清凉寺、大原野神社をまわります。

バスはホテルのある京都市内に戻ります。お疲れさまでした(写真:婦人公論.JP編集部)

後編:「一条天皇や定子、彰子が過ごした京都御所、紫式部の氏神・大原野神社編」はこちら


「平安貴族×京都×本郷先生」ツアー第2弾、開催決定!

24年12月に開催した「平安貴族×京都×本郷先生」ツアー、好評につき<第2弾>が開催決定いたしました!

開催日は25年3月15日・16日の2日間。読売旅行との共催にて、「祈り」をテーマに第1弾とまた別の平安貴族とゆかりの深い地を巡ります。

「応天の門」「光る君へ」の登場人物が訪れたあの地、彼らが祈りをささげたであろうあの寺…。

70名以上のキャンセル待ちが出た大人気ツアーの続編、1月予定の募集開始をお待ちください!

読売旅行のホームページはコチラ