道長の最期
1027年(万寿4年)10月、彼は不調を訴え、床に就きます。
糖尿病の悪化プラス癌、もしくは感染症と考えられているそうです。
症状は日ごとに悪化。11月25日には彼の身体は無量寿院に移され、12月3日に重態となります。そして重態になった道長の手と、九体の阿弥陀仏の手が糸で繋がれました。
この様子はドラマでも描かれていましたが、青・黄・赤・白・黒の5色をした糸などを自分の手に掛け渡すことで極楽浄土に導かれるとされています。
そして多くの僧たちの読経の声がする中、翌日、道長は62歳を以て世を去りました。