自助より共助
家事を、家族以外の人の手を借りて解決することを可能にする、世の中の仕組みも徐々にできつつあります。食事に関しては、コンビニには少量パックのお惣菜がいろいろあるし、宅配のお弁当も便利です。お財布に余裕があれば、家事代行サービスを利用するのもいいでしょう。
それらを利用し、家事や調理をアウトソーシングすること自体、働ける人が働けない人を助ける仕組み作りに貢献します。
高齢になればなるほど、自助より共助が大事なのです。
注1 シルバー人材センター:「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」に定められた、地域ごとに設置されている会員組織。原則60歳以上が会員として登録可能で、仕事の種類や発注などの詳細は地域のシルバー人材センターにより異なる。
※本稿は、『老いてもヒグチ。転ばぬ先の幸せのヒント』(清流出版)の一部を再編集したものです。
『老いてもヒグチ。転ばぬ先の幸せのヒント』(著:樋口恵子/清流出版)
経験、実感、調査データからひも解く、ヨタヘロ期のココロエ。
わたくし92歳。ムリせず、楽しく、少しがんばって、暮らしています。