(イラスト:オオイシチエ)

コツは、早く、明確に

お互いが心地よい関係でいるための、「断り方」にはいくつかコツがあります。
まず、断る時には、(1) 早く、(2) 理由を明確に、(3) 代替案を出す、の3つが大切です。

誘いの返事は先延ばしにするほど相手を期待させてしまい、自分も言い出しにくくなるもの。その場で断りづらい場合は、「スケジュールを確認して連絡するね」と、いったん持ち帰り、その日のうちにメールやLINEで返事をするといいでしょう。

また、理由を明確に伝えるのは、相手に納得してもらいやすくなるから。その際、「来週なら大丈夫」「タイ料理のパクチーが苦手だけど、和食なら好きだから、今度行こう」とこちらから代替案を出すと、今回は断ったとしても、次につなげることができます。

一方、当面は会いたくない、今後はおつきあいを控えたい相手からのお誘いもありますよね。そんな時は、理由を話して、相手にしばらく会えそうにないということをきちんと伝えるといいでしょう。

『婦人公論』世代ともなると、自分や夫の体調不良、親の介護など、さまざまな言い訳を見つけられるはず。「夫が定年以降、家にいることが多くて外出しにくい」という理由も使えます。

これらの事情を伝える時、「時間ができたら私から連絡するね」と伝えておけば、相手も自分から誘うことを控えるようになるはずです。