苦しくても
2度目は10kmあたりから足の指が痛くなり、何度も諦めかけながらも、途中棄権はしたくなくて、どうにか完走。そして2024年は、「ふくい桜マラソン」を走ることになりました。
肌寒い曇り空。しかし、それを吹き飛ばすようなランナーたちの熱気です。それぞれの思いを胸に、スタートを今か今かと待ちわびています。
いよいよ8時30分、号砲が鳴りました。歓声とともに一斉に走り出すランナーたち。この時の緊張感は何度経験しても慣れないものです。
いつも通りの作戦で、序盤はやや飛ばして「貯金」を作っておくつもりでした。10kmくらいまでは無事に走っていたのですが、足の痛さと痺れでだんだんとスピードが落ちていき、激痛が襲ってきて……。とうとう、救護所へ駆け込みました。3度目の挑戦にして初めての経験です。