子育てで後悔していること
鈴木 子育てで藤本さんが後悔していることはありますか?
藤本 意外とないかもしれないですね。小学校受験をしたときに、幼稚園生にぎゅうぎゅうに教え込んだことに意味があったのかな、子どもらしさを失ったんじゃないかな、とどこかで思っていたりはするけど。でも、同時にやって良かったかな、とも思っていて。とにかく子どもたちが後悔しないよう、いろいろなことをやらせてあげたい。
鈴木 うちの場合、妻は芸人、僕は大学を中退して放送作家をやっていたわけなので、周りには芸能人夫婦が多い。そして芸能人夫婦の子どもはなぜか、みなインターナショナルスクールに入れたり、お受験をしがち。その時、僕は心の中で、相手に投げかけるんですよ。「ちょっと待て、お前はどうやってのし上がってきたのか?」と。(笑)
藤本 めちゃくちゃよくわかります。(笑)
鈴木 「庄司よ。お前はどうやってのし上がってきて、どうやって芸人になって売れたんだ」と。(笑)とにかく、どの道を進むにしても、なるべく子どもの選択肢を広げてあげることが、僕らにとってできることだとは思うんですが。ちなみに、藤本さん自身が小6の時なんかは何をしてました? ちなみに僕は、ずっとテレビを見ていましたが。
藤本 何をやっていたかという、記憶すらないですね…。
鈴木 もちろん、受験を控えてしっかり勉強をしていた、という人もいるでしょう。そして人生のほとんどを勉強に費やすことで、生まれるものもあると思う。思うんですが…それって付き合う親もめちゃくちゃ大変ですよね?