一方、男性の場合、年齢とともに男性ホルモンの分泌が減少していきますが、たとえ疑似であっても、恋愛をすると男性ホルモンが増加し、見た目も気持ちも若々しくなります。
男性ホルモンが多いとか増えるというと、「女好き」や「スケベ」というイメージで語られることがありますが、実際には男性ホルモンが増加すると、人に対して優しくなるだけでなく、人との付き合いが億劫でなくなります。
逆に、男性ホルモンが減少すると、女性に関心がなくなるだけでなく、人付き合いそのものが悪くなります。
女性にしても男性にしても、推し活による疑似恋愛は低下している性ホルモンの増加を促す格好の手段です。第二の人生をより幸せにするためにも、推し活に取り組むことをおすすめしたいと思います。
※本稿は、『60代から100歳以上まで 人生が楽しくなる「シニア推し活」のすすめ』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
『60代から100歳以上まで 人生が楽しくなる「シニア推し活」のすすめ』(著:和田秀樹/KADOKAWA)
《和田秀樹が徹底解説!人生100年時代に必携の「シニア推し活」のすすめ》
現代の生きる糧として注目されている「推し活」。もともとは若者を中心に使われる言葉でしたが、昨今は「幸福寿命」の観点から高齢者に推奨する動きが活発になっています。本書は、そんな「推し活」をテーマに、高齢の方が生き生きと過ごせる習慣を具体的な事例とともにまとめた一冊です。