経済はやはり数字
翻ってぼくたち歴史研究者は、概して数字に弱い。
数学ができないから、日本史なんぞを研究する道に進んだ人間もいるわけで、要するに文系人間なのです。だから他分野の研究とはいっても、文学とか、民俗学とか、美術とか、哲学とかはまあ何とかなる。といっても、専門の先生方から色々教えていただかなくてはなりませんが。
ところが、経済はやはり数字です。
数学、統計学など、文系人間には頭の痛くなる学問を本格的に学ばないと、経済を論じることはできません。
中世でも鎌倉時代くらいまでなら、そこまで経済の多様性が顕在化していないので、ぼくたちでも何とか対応できます。でも商人層の活動が活発になる室町時代中期以降になると、経済は難しくなる。江戸時代となると、尚更です。
こうした背景があるので、三大改革や田沼施政をうまく評価できない、という事態に陥るんじゃないか、と根っから文系人間のぼくは邪推しています。
この解釈は当たらずといえども遠からず、ではないかなあ…。読者のみなさまの感想は、いかがでしょうか?
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