身近にあるエコな暮らし

大島由香里
「もったいない精神」も、資源が少ない日本だからこその価値観なのかもしれません

大島じつは私、小学生の時からラジオのヘビーリスナーだったこともあって、ラジオの仕事がしたいと思っていました。声だけで聴く人の想像をふくらませることができるので、やりがいがありそうだなと。念願が叶い、今は『ECO LIFE~幸せのヒント~』(JFN系)で、パーソナリティを務めさせていただいています。

竹内どんな番組なのですか?

大島毎回、さまざまな地域や会社、団体などによる環境にやさしいエコな取り組みを紹介しています。最近印象に残ったのが、ヨットの帆を再利用したアイテム。丈夫な素材なので、小物入れやバッグにリメイクしてあって。

竹内私も、帆布を利用したパソコンケースを使っています。エコというより、単純にかっこいいから買ったのですが。(笑)

大島それは偶然ですね! 私も番組を通じて、たとえ大きな活動はできなくても、暮らしのなかでできる身近なエコがある、と気づかされました。昨年、娘が7歳の七五三の時に、娘は私が七五三で着た着物、私は母が当時着ていた着物をそれぞれ着て、お参りに行ったんですよ。

竹内親子三世代、いいですね。

大島見劣りするどころか、あの時代だからこそ作ることができた良いものが目新しく映って、娘も大喜びでした。何世代も着られる着物は、素敵なエコだと思います。

竹内もともと日本文化には、環境と調和していこうという精神が宿っていますよね。

大島「もったいない精神」も、資源が少ない日本だからこその価値観なのかもしれません。