ブルーライトでメラトニンの分泌が乱れる
このようなライフスタイルはつまり、ストレスホルモンが常に高く、エンジンを空ぶかししているような状態だということです。
これに対処するため、私たちはリラックスしようと夜間ずっとスマホを触り続けたり、ネットフリックスでドラマを一気見したりして過ごします。ところが、画面からのブルーライトを思い切り浴びているせいで、カラダは昼間だと勘違いし、メラトニンの分泌が乱れます。そうやって眠れなくなるのです。
いったんリズムが狂うと、悪循環になりかねません。寝つけなくなると、眠れないことがますます気になります。こうした感情を抱えていると、カラダはさらなるストレスにさらされます。
これはつまり、夜間にコルチゾールが高まり、そのせいでリラックスできず、疲れているのに目が冴えている状態になるということ。
なかには、実際に眠ろうとするとアドレナリンが体内を駆け巡ってしまうという人もいます。哀れな脳が、眠ること自体を脅威だと認識してしまうのが原因です。
ということで、何もかもがバランスを崩した状態で、今やあなたは副腎機能不全を抱え、眠れなくなってしまうのです。
※本稿は、『いつでも調子がいいカラダになる! ホルモンをととのえる本』(CCCメディアハウス)の一部を再編集したものです。
『いつでも調子がいいカラダになる! ホルモンをととのえる本』(著:ダヴィニア・テイラー 翻訳:松丸さとみ 監修:松村圭子/CCCメディアハウス)
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