「『日々、ためす、楽しむ』。これこそが、若々しさの秘訣です」そう語るのは、著者累計1000万部を超えるベストセラー作家であり、長年高齢者医療の現場に携わる精神科医・和田秀樹先生。そんな和田先生の著書『60歳からはわたしらしく若返る: 一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』から一部引用・再編集し、「脳・心・体に自信を持ち続けるために取り入れたいこと」を、当連載にてご提案します。今回のテーマは「不安の正体について考えてみる」です。
不安の正体について考えてみる
お金、健康、家のこと……。未来への不安は誰にでもあることです。
私が患者さんを診てきた中でも、現実に起こっていないことに対する「予期不安」のようなものを抱えている人がとても多くいました。
ところが、不安に思っていることが実際に起こったとしても、「あれ?こんなもんか」となることも多いものです。
つまり、不安に振り回されてビビっているだけかもしれません。